居酒屋いっきでいっき飲みする野村
後輩の野村と一緒に帰宅していると、「いっき」という名前の居酒屋を発見した。
いっき飲み禁止令の時代にもかかわらず、すごい名前だが、そもそも創業が昭和なので、ある意味普通である。
恐らく、当時はいっき飲みが当たり前に行われていたのだろう。
と言うわけで早速、次の研究室の飲み会はそこに決定した。
「かんぱ〜い」の合図とともに研究室仲間で飲みを始める。
何一つ強制していないのに、店名「いっき」通りにいっき飲みを始める仲間達。
特に野村が面白いので彼について語るとしよう。
この野村という男は、俗に言う「いじられキャラ」である。
会話をすると口癖は「そうっスね」で始まり、「自分もそう思います」で締める。
と、言うよりもそれ以外を聞いた事がない。
野村のボギャブラリーは下手すれば、4キロバイト以下で収まるかもしれない。
そんな野村に酒(ビール)を注ぐと「いただきます」と言って、いっき飲みを始める。
くれぐれも言うが何一つ強制していない。
コチラが注がないと、酒(ビール)を持って、別の後輩に絡みに言っている。
しかし、相手に注ぐ=注ぎ返される、なので必然的に野村の飲酒量は蓄積されている。
そして、なぜかいっき飲み。
無論、酔い潰れる野村。
野村は一体、何をしたいのか分からないのが、私たちの共通見解だ。